Google Search Consoleのプロパティタイプ「URLプレフィックス」と「ドメイン」の違いとは?
Google Search Consoleを登録しようとすると、大半の人が最初にぶち当たる壁が“プロパティタイプの選択”です。この記事では「URLプレフィックス」と「ドメイン」の違いを解説したうえで、どちらを設定した方がいいのか簡単に説明していきたいと思います。
- 「URLプレフィックス」と「ドメイン」の違いは?
- どちらを選択すべきか
目次
1. Googleによる Search Consoleプロパティに関する推奨
Googleは基本的に、すべてのバージョンのドメイン(http、https、wwwあり、www なし)をSearch Consoleに追加することを推奨しています。
簡単に、「URLプレフィックス」と「ドメイン」のプロパティタイプの違いは、このすべてのバージョンのドメインを個々で集計していくのか、まとめて集計していくかの違いになります。
それでは各プロパティタイプについて見ていきましょう。
2.「URLプレフィックス」
従来からあるGoogle Search Consoleのプロパティタイプです。
特徴
すべてのバージョンのドメイン(http、https、wwwあり、www なし)を個々のプロパティデータとして集計・検証する
メリット
Google Analyticsのプロパティを Search Console アカウントにリンクすることにより、Search Console のデータをインポートして、アナリティクスのレポートに追加することが可能
デメリット
個々のプロパティデータとして扱われるので、すべてのバージョンの集計を手動で行わなければならないので手間がかかる
3.「ドメイン」
「URLプレフィックス」の個々で集計するという手間を考えて、新たに追加されたまとめて集計できるプロパティタイプです。
特徴
すべてのバージョンのドメイン(http、https、wwwあり、www なし)を一つのプロパティデータとして集計・検証する
メリット
一つのプロパティデータとしてまとめて集計・検証できるため、手間が省ける
デメリット
Search Console のデータをインポートして、アナリティクスのレポートに追加することができない
4. どちらを選択すべきか
率直に言うなら一括で集計・検証できる「ドメイン」。と、言いたいところではありますが、各プロパティタイプを見ていただいたところで、勘のいい方はお気づきだと思います。
それは、「ドメイン」は便利だけれどアナリティクスにSearch Consoleのデータを追加できない。
という点です。では、まとめて集計・検証したいけど、アナリティクスのレポートにもSearch Consoleのデータを追加したい。そんな方にお勧めなのが以下になります。
- まずは「ドメイン」でドメインを登録
- 必要に応じて「URLプレフィックス」に追加登録していく
こうすればアナリティクスのレポートでSearch Consoleのデータを見ることができ、かつ一括で集計・検証することが可能です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。最初は理解するのに厄介な「URLプレフィックス」と「ドメイン」ですが、この両プロパティタイプをうまく活用することで、集計・検証の幅が広がることが分かりましたね。
ぜひこの両プロパティタイプを活用して、サイトの運用に活かしていきましょう。